MetaTrader4 (MT4)にはチャート分析に必要なオブジェクトを追加できる機能が搭載されています。
メニューからチャート上に追加できるチャネルは以下の4つです。

- フィボナッチ・チャネル
- 線形回帰(回帰)・チャネル
- 平行(等距離)・チャネル
- 標準偏差・チャネル
※MT4スマホアプリでは『チャンネル』と表記されており、上記のチャネル以外に『アンドリューピッチフォーク』があります。

チャネルとは?
過去の高値安値を結んで引かれる『トレンドライン』の反対側に平行に引いたラインを『チャネルライン』といい、2本の線の間を『チャネル』と言います。
フィボナッチ

フィボナッチ・チャネルではフィボナッチ数に従った複数のラインを一度に引くことができます。
チャートの中心線から上下どちらに進むかをみてトレンドを判断します。
線形回帰(回帰)・チャネル

回帰チャネルとは、ある一定期間内の最安値と最高値を上下ラインとし、中央線(均衡価格線)があるものです。
回帰チャネル内にチャートが留まりやすく、チャネルラインからはみ出すことがあまりないのでトレンドの転換や押し、戻りからのエントリーなど考える場合に使用されます。
平行(等距離)チャネル

平行(等距離)チャネルとは高値と高値(安値と安値)を結んだ「トレンドライン」に安値と安値(高値と高値)を並行して引く『斜め線』の事を言います。
トレンドラインと併せることで、トレンドの値幅を容易に確認することが可能になります。
ネル標準偏差・チャネル

標準偏差・チャネルとは、チャートのばらつきを調べる時に使用するチャネルラインで、回帰チャネルと同様の3本線で相場を分析します。
回帰チャネルと同様に調べたいローソク足からローソク足までの期間を割り当てることによってチャート上に表示されます。
アンドリューピッチフォーク

このチャネルはアラン・アンドリュースによって開発されました。
ある一定の期間をアンドリューズピッチフォークに割り当てると上下にフィボナッチ・チャネルが表示されます。
このチャネルによって標準的な支持、抵抗などが見えてくるので高値安値の判断やトレンドの転換などに使用されます。